胆管がんとはどんな病気なのか？

９月２４日１９時５５分に

都内の病院にて川島なおみ美さんが

胆管がんのために５４歳の若さで

お亡くなりになりました。


実は私・・・

若い頃、川島なお美さんの大ファンで

TVに出演された時はいつも

食い入るように彼女を見ていました。


最近、TVで川島さんが

胆管がんの療養のために

お仕事をすべてキャンセルされた

ことが報道され、

私もそのお姿を拝見して

病状の深刻さを知り・・・


正直言ってこれは厳しいかなと思いました。


でも、

あまりにも早すぎます・・・・



５４歳って若すぎますよね・・・・



ご冥福をお祈りします。



川島さんを苦しめた胆管がんとは

どういう病気なのでしょうか？


先ず、胆管とは・・・



肝臓から十二指腸までの

肝臓でつくられた消化液＝胆汁の通り道です。


胆汁は肝臓から胆管を通って

一時的に胆のうにたくわえて

おくことができます。


また、肝臓の中を走る胆管は

肝内胆管と呼ばれます。


川島さんの場合は肝内胆管がん

だったそうです。

腫瘍は基本的に悪性と良性、中間に分類されますが・・・


胆管がんは、

胆管の内側の表面をおおう

粘膜から発生する悪性腫瘍です。


胆管にがんができることによって

胆管が狭くなり胆汁が

流れにくくなります。


そして、胆管の圧力が上がり、

胆汁が胆管から肝臓へ逆流して

血管の中に入り込めば・・・


皮膚や目が黄色くなる

黄疸といわれる症状が出ます。


そのほかに・・・腹痛や

発熱、食欲不振、体重減少、 倦怠感（だるく感じる）など・・・

他のがんにもよく見られる

症状があります。


しかし、肝内胆管がんは

初期には症状が現れにくいので、

発見が遅れることが多いそうです。


これには、肝機能の血液検査で

数値の異常に気付くしかありませんね。


また、

胆管がんを全部切除した人でも

５年後の生存率は３０％にも

満たないそうです。


胆管がんで死亡する人は

日本人のがん死亡者数の第６位です。


日本人の死因第１位は

ガンなので胆管がんにしても

私にもあなたにとっても全く関係の

ないことではありませんよね・・・


ガンの原因には食生活と喫煙、

生活習慣が大きく関わっていることが

分かっています。


食生活では、

動物性脂肪の取り過ぎ、

アルコールの飲み過ぎなども

大きく関係しています。


そして、

睡眠不足やストレスもガンの原因に

大きく関わっていることも・・・



本来の日本食（和食）は

低脂肪、低カロリー、低コレステロールの

三拍子が揃っていましたが、


いつの間にか

高脂肪、高カロリー、高コレステロールが

外食産業の主流を占めるようになりました。

いわゆるジャンクフード系や肉食系です。


でもその反面、

オーガニックや自然食、マクロビなどに

対する関心も高くなってきていると思います。


ジャンクフード系店舗の売り上げは

最近厳しくなってきていますよね


それは、消費者の意識も少しずつ

高くなってきているからだと思います


やっぱり人間は

自然と共に生きるべきだし、

自然に触れて癒されることはあっても

ストレスを感じる人はいないと思います。


でも現代社会ではこれが

難しいことなのかも知れませんが


先ず、少しでも意識することが

大切ですよね。

自然療法や予防医学については

またの機会に詳しくお話ししますね・・・


川島さんは

最後まで美しく、

療養中でも

女優復帰にたいする気力は


十分にあったと感じます。


本当に残念でなりません・・・


あらためて、

川島なお美さんのご冥福をお祈りいたします。

タグ：胆管がん

国分太一さんの罹っていたデスモイド腫瘍とは？

Tokioの国分太一さんが

今月11日にご結婚されましたが


そのきっかけとして・・・


２００９年にこぶし大の大きさまで

増殖していた「デスモイド腫瘍」を

摘出するために１ヵ月程入院して

心身ともに疲れている間、

今の奥さんにバックアップ

されていたことをあげられていました。


このように、

病気中の献身的な看病が

やがて愛に変わることは

とても美しいストーリーだと思います


現在も国分太一さんの

腹筋にこぶし大の

穴をあけたような痕を

残しているといわれる・・・


「デスモイド腫瘍」（Desmoid Tumor）＝繊維腫症とは、

果たしてどんな病気でしょうか？


先ず、腫瘍は大きく２つに分類されます。


これはみなさんも良く耳にする

「良性」と「悪性」の２種類ですね・・・

例えば・・・

たまたま

背中にしこりがあることに気づき

お医者さんに検査してもらい、

その一週間後に

診断結果を聞きに行って、

いざ結果を聞くときになって、

とっても不安になることが

ありますよね・・・・

「悪性」じゃないだろうか？って


この「デスモイド腫瘍」は

そういう意味では

「悪性」には分類されてません

ちなみに悪性は英語でMalignantといいます。


ではデスモイドは「良性」（Benign）なの？

って思われるかも知れませんが、

いわゆる通常の「良性」とも違うらしいです

じゃあ何？？？


「良性」と「悪性」の間の「中間群」（Intermediate）に入るそうです。


つまり、組織的には「良性」なんですが、

組織の深いところにでき、

局所で破壊的に増殖し、

しばしば再発しますが、

悪性腫瘍（ガン）のように

転移はしないそうです。


なんだか難しい感じの病気ですが・・・

英語ではaggressive fibromatosisとも呼ばれています。


つまり・・・

aggressive（攻撃的）なfibromatosis（繊維腫）・・・


攻撃的な良性の繊維腫・・・


ヒトで例えるならば・・・

凶器は持ってないけど、

素手で立ち向かって来るような輩のイメージかな


アメリカでは毎年約９００人の方が罹る比較的珍しい病気だそうです。

おもに３０～４０代の方に多く、

男性よりも女性の方がわずかに多いそうです。


原因はまだ不明です・・・


それは破壊的に増殖するので、

もし腫瘍が大きく増殖して、

腸や腎臓、肺、神経などを圧迫すれば

死に至ることもあるそうです

下の写真は背中にできたものです。



こんなに大きく増殖することもあるんですね・・・


このように世の中には

一般にはあまり知られてない病気が

数多くありますね。


命に係わるかも知れない病気を

宣告されたときは

誰でも大変なショックだし、

一人ではそれを抱えきれないことも

数多くあると思います。


苦しい時にそれを分かち合える

人がいるって大切なことですね


お二人が幸せに人生を歩んで下さることを

お祈りいたします

タグ：病気